かつにっき

Webライター&勇気づけカウンセラー 大西勝士のブログ

【書評】働く君に伝えたい「お金」の教養:人生を変える5つの特別講義

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 こんにちは!カツシ(@katsushio1603)です。



出口治明さんの「働く君に伝えたい「お金」の教養: 人生を変える5つの特別講義」を読みました。

ライフネット生命代表取締役会長兼CEOである出口さんが書いたお金の本です。


お金について、「知る」、「使う」、「貯める」、「殖やす」、「稼ぐ」の5つを講義形式で説明してくれています。

この本のゴールは、お金に支配されることなく、お金を支配できるようになること。

すぐに〇万円儲かる!みたいな本ではなく、お金との付き合い方を学ぶ本です。


個人的には「バブルおじさん」という表現がおもしろかったw


早速紹介します!


 

不安を煽るほうが儲かる

 「そもそも、なぜメディアは不安ばかり煽るのか?」を考えてみましょう。  答えは簡単。不安を煽るほうが商売がしやすくて、「儲かる人」がいるから。それだけのことです。

 不安になれば、まじめな人ほどなんとかしようと行動する。  そのまじめな人の行動の先には、必ず「儲かる人」がいる。  このことをまずアタマに入れてください。お金に関しても、まったく同じです。お金の話題は不安を煽りやすく、何より儲かりやすい。そのため、意図的に情報が発信されていることが多いのです。 


確かに、お金のことで不安を煽られると「どうしよう?」って思いますねw

でも「これによって誰が儲かるのか?」と考える癖をつけると、不安への対処法が見えてきそうです。


何でも鵜呑みにせず、まずは自分のアタマで考える。

他の情報や自分への影響、自分にコントロールできることなのかをよく考える。


残念ながら、お金の知識は学校では教えてくれませんからね。

こういう本を読んで、自分で考えることが大切です。


年金を払わず、自分で銀行に預けても意味はない

 国の危機とは国債の危機であり、国債の危機とは金融機関の危機です。金融機関がつぶれても国はつぶれませんが、国がつぶれたら金融機関もつぶれます。近代国家では、その国以上に安全な金融機関など存在し得ないのですね。

  
政府が信用できないから金融機関に自分で預けよう、という考えは間違っていることがわかったのではないでしょうか。国民年金の保険料を払うのをやめて、その分、自分で貯蓄しようとする行為などがその典型です。そういう人は、より安全なところ(国)からそうではないところ(金融機関)へと資産を移し替えていることになります。


僕も「年金払って意味あるのかな?」と思った時期がありました。

でも、この説明を読んでスッキリしました。

結局は国以上に安全な金融機関なんて存在しない。

年金を払っておくことによって、万が一の時には遺族年金が支払われるなどのセーフティネットもある。

世代間格差に惑わされず、きちんと払う必要がありますね。


預金はいつでも引き出せること(流動性)に価値がある

 預金は、必要なときにいつでもお金(キャッシュ=現金)を引き出せること、つまり流動性にこそ、その本質的な価値があります。財布にお金を補充するときや突発的なアクシデントが起ったとき、お金を引き出すのに手間どってしまっては大変でしょう。ですから、預金は金利の比較的高い定期預金ではなく、普通預金からはじめるのが鉄則です。

 
「預金は流動性に価値がある」ということがわかっていたら、「日本の金融機関は金利がゼロに等しい。そのまま預金しておくのはもったいない。成長率の高いブラジル債を買いませんか?」といったセールスに引っかかることもなくなります。「このお金は、金利の高さではなく流動性が大事なんですよ」と言えますからね。 


これだけ金利が低いと、預ける意味があるのかと考えてしまいがち。

でも、預金の一番のメリットは「いつでも引き出せる」という流動性

必要以上に貯めこむ必要はないけど、いざという時にすぐに引き出せるお金があると安心ですよね。


預金だけでなく投資をする時も、この流動性を意識したほうがいい。


例えば、少しでも得しようと終身保険を使って積立したとします。

満期まで積立できれば多くお金が戻ってきますが、中途解約すると大きく損をします。

だから、お金が必要な場合でも簡単には解約できない。

でも、株や投資信託ならいざとなれば売却するだけですぐに資金化できます。


流動性は常に意識したい考え方です。


お金を使うルールはたった一つ。「楽しいかどうか」だけ。

 お金を使うときのルールはひとつだけ。「楽しいかどうか」です。楽しく、かつマイナスにならなければ、それでいいのです。

 
「楽しく使う」と、「何も考えずに使う」とはまったく違います。バブル期のような「何も考えずに使う」は、優先順位をよく考えず、資金力にモノを言わせて、「ほしい」と思ったものを片っ端から買うような行為を指します。  一方で「楽しく使う」ためには賢さが求められます。収入の範囲で、財産三分法のバランスをとりながら、自分が納得できるお金の使い方を「考え」なければならないからです。 


ステキな考え方ですね。

どう使うと楽しいかは人それぞれ。

だからこそ、何に使うのかをしっかり考える必要があります。

「みんな買ってるから」ではなく「自分にとって楽しいもの」にお金を使っていきたいです。


※財産三分法については本を読んでみてください。


「バブルおじさん」にだまされるな! 

 バブルや高度成長期の「いい時代」は基準になりません。戦後からバブル崩壊までのおよそ50年が、異常だったのです。冷静に考えて、経済成長率が7~8%を超える時代が、長く続くはずがないでしょう。いま、日本はようやく普通の国になったといえます。それなのに、「昔はよかった」というおなじみのフレーズでみなさんを惑わせる困った人たちがいる。その困った人たちこそ、かつてのバブル期を20代から30代のときに経験したおじさん、おばさん世代。通称「バブルおじさん」です。

 
古き良き昭和の文化を引きずっている慣習が、たくさんある。あとで詳しくお話ししていきますが、「保険」「貯蓄」「マイホーム」「結婚式」「専業主婦」「定年退職」といった過去の常識が、いかにも「当たり前の伝統」のような顔をしてみなさんを縛っているのです。 


ここはとても重要なところ。

今はもう過去の常識は通用しない時代です。

取り巻く環境も、働き方も、考え方も昔とは違います。

もちろん、年長者の経験談は参考になることも多い。

でも、アドバイスを鵜呑みにするのは思考停止以外の何物でもない。


昔は結婚したら家を買うという考え方が一般的でした。

でも、僕は今のところ、「マイホーム」へのこだわりはありません。

場所に縛られたくないし、長期のローンを組んで買うものだとはとても思えないからです。


何事も自分で考えて決めることが大切です。

バブルおじさんにだまされないようにしたいですねwww


まとめ

20代向けのようですが、お金の悩みを抱えるあらゆる年代の方に役に立つ本です。

介護や相続への向き合い方なども書かれていて、とても勉強になりました。

考え方の根拠もしっかり書かれていてわかりやすかったですね。

出口さんの素晴らしいお人柄も伝わってきました。

お金に漠然とした不安を抱えている人は読んでみることをオススメします。


この本の詳細はこちらからどうぞ!