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かつにっき

アドラー心理学 勇気づけカウンセラー 大西 勝士のブログ。自分を勇気づけ、自分を好きになれば人生は変わる!

学習塾の塾長が考える子どもがポケモンGOにハマって勉強しないときの対処法

ポケモンGOがブームになっている。

ネットやTVはポケモンGOの話題で溢れ、消費者庁総務省が注意喚起を出すなど異例の状況だ。

Pokémon GO に関する注意喚起|消費者庁

総務省|Pokemon GOに関する注意喚起

 

ぼくはゲームをしないし、ポケモン世代でもないのでポケモンGO自体には興味がない。

しかし、本業で学習塾を経営しているので、子どもたちへの勉強、特に受験生への影響には関心はある。

子どもがポケモンGOにハマって勉強しないと悩んでいる保護者の方もいるかもしれない。

 

今回は学習塾の塾長という立場から、子どもがポケモンGO(その他のゲームなども含む)にハマって勉強しないときの対処法について書いてみる。

 

一方的な禁止、命令、非難はNG

  • ゲームはもう禁止!
  • なんでゲームばっかりやるの!
  • ゲームやめて勉強しなさい!

保護者の方の気持ちはすごく理解できる。

しかし、いきなりこの言葉を使ってはいけない。

 

ほとんどの子どもは勉強する必要があることはわかっている。

そこに一方的な禁止や命令の言葉を投げかけるとやる気は出ないし、強い反発心を招く。

自分が楽しいと思うことをやっているときに、何の予告もなくいきなり「やめなさい!」と言われたらどう感じるだろうか。

 

ここはグッとこらえて、冷静に「話がしたい」と伝えよう。

一方的に禁止や命令するのではなく、まず話し合う場を設けることが大切だ。

 

自分の気持ちを伝える

親が子どもに「勉強しなさい!」と言ってしまうのは子どもが心配だからだ。

このまま勉強しなかったら高校・大学に受かるのだろうか?将来は?と子どものことを心配するあまり、つい禁止や命令の言葉が出てしまう。

だったら素直に「心配なんだ」と子どもに伝えよう。

命令するよりも自分の気持ちを伝えるほうが、子どもは素直に話を聞いてくれる。

別に子どもに弱みを見せてもいいのだ。

今の自分の気持ちを素直に伝えてみよう。

 

一緒にルールを決める

自分の気持ちを伝えたら、一緒にルールを決めることを提案してみよう。

一方的に決めるのではなく、あくまでも一緒に決めること。

  • 1日のうち〇時~〇時は使ってもいい。
  • 〇時~〇時は勉強する。
  • 夜〇時以降は使わない。

このように具体的にルールを決め、紙に書いて見えるところに貼っておこう。

 

ルールを決めるときに絶対にやってほしいことがある。

それは、守れなかったらどうするかも決めること。

守れなかったらスマホは解約、没収するなどのルールも一緒に決めておこう。

これも一方的に決めず、必ず話し合って子どもの同意を得ておこう。

 

一方的に決めたルールだと「親が勝手に決めたことだから守らなくてもいいや」となってしまう。

「こういうときはどうする?」「守れなかったらどうする?」と質問してみたり、「こういうのはどう?」と提案しながら決めるのがおすすめだ。

 

ルールを守れていることに声を掛ける

子どもがルールを守れていたら、それに対して声を掛けよう。

  • ルール守って使ってくれているね。
  • お母さん(お父さん)、うれしいよ。
  • 勉強できているね。

別にほめる必要はないので、できていることをそのまま言葉にして伝えてみよう。

 

子どもに限らず大人でも、言葉を掛けてもらえると「自分のことを見てくれている」と感じてうれしくなるものだ。

ルールを守ることが当たり前だと思わず、守れていることに声を掛けてみよう。

 

ルールを守れなかったときの約束は必ず実行する

一方で、ルールを守れなかったときは必ず約束を実行しよう。

親が勝手に決めたルールではなく、子どもも同意したルール。

「今度からやる」「次はやらない」と言われても、必ず実行することが大切だ。

 

ここで大きな声を出す必要はない。

「自分が守らなかったからでしょ!」などと言うのは逆効果。

「残念だけど、約束したことだからね。」と冷静に声を掛けて実行しよう。

 

そうしないと「駄々をこねれば親は言うことを聞いてくれる。」と子どもが思うだけだ。

 

勉強するか、しないかは子どもに決めてもらう

ここまで色々書いてきたが、勉強するか、しないかは子どもが自分で決めるしかない。

たとえ親子であっても別の人間だ。

同じ家に住み、同じ環境で生活していても趣味、嗜好は違うことも多い。

 

勉強するか、しないかで最終的に責任をとるのは子ども自身。

親にできることは勉強する、しないことによってどうなるかを子どもに伝え、それで子どもがどうするかを見守り、応援することだけだ。 

子どもは親が思っている以上に色んなことを考えて生きている。

 

無理やり勉強させるのは親も苦しいし、成果(成績向上)も期待できない。

勇気はいるができる限り子どもに決めてもらうこと。

親は子どもに何かさせようとするより、自分の人生を楽しむほうが良い影響を与えられるはずだ。

 

勉強できる環境を整えてあげる

勉強したいけど、どうしてもポケモンGOが頭から離れなくて…。

この場合は、子どもの同意を得た上で環境を整えてあげることはできる。

子ども自身に勉強したいという気持ちがあるから。

 

学習塾に通うのは選択肢のひとつになる。

大人が資格取得を目指すとき、専門学校に通ったほうがいいのは無理やりにでも学習時間を確保するためだ。 

ぼくの学習塾でも「家だと誘惑が多いから、塾に来たほうが勉強できます。」と言ってくれる生徒は多い。

 

ここでも大切なのは、通う塾を子どもに決めてもらうこと。

自分で決めたことのほうが続く。

塾長の立場からすれば、子どもは行きたくないのに無理やり通わされる場合はこちらもつらい。

ぼくは子どもが通塾を嫌がる場合、保護者の方はいいと思っていただいてもお断りするようにしている。

結果につながらない可能性が高く、親、子ども、学習塾みんなが不幸になる。

必ず通う塾は子ども自身に決めてもらうようにしよう。

 

まとめ

親が子どもに勉強してほしいと願うのは普通のこと。

今回のポケモンGOのようなブームがあると、つい勉強への影響を心配してしまう。

しかし、無理やり言うことを聞かせようとするのは逆効果だ。

 

子どもは親の所有物ではなく、自分とは別の考えをもったひとりの人間。

親が思っている以上に色んなことに悩み、考えて生きている。

 

子どもの人生は子ども自身が引き受けるしかない。

勇気を出して子どもの決断を見守ろう。

そして自分は自分の人生を楽しむ。

これが子どもに良い影響を与えることになるとぼくは信じている。